
キャプテン・アメリカのヴィブラニウム製シールドは、スーパーソルジャーのスティーブ・ロジャース自身と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に象徴的だ。しかし、マーベル最新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスパイダーマンが指摘するように、このシールドは「物理法則に全く従わない」。クイーンズ出身のクモ型怪物の言葉にも一理ある。キャプテン・アメリカの戦闘シーンを見たことがある人なら誰でも、彼がシールドでどんな口径の攻撃も吸収し、複数の壁に跳ね返してブーメランのように戻ってくることを知っているはずだ。キャプテン・アメリカのシールドが実現できることの多くは、科学の壮大なスケールではほとんど意味をなさないが、ある人物がシールドの実現に一歩近づかせた。

動画チュートリアルで紹介されているハックスミス氏(今回お話を伺う機会に恵まれました)のシールドはアルミニウム製なので、すぐにソーのハンマー「ミョルニル」の攻撃を吸収できるとは期待できません。しかし、電磁石を使うことで、ハックスミス氏は近年のマーベル映画でキャプテン・アメリカに見られるような磁気シールドの取り付けを実現しました。
キャプテン・アメリカがヴィブラニウム製のシールドを左前腕の外側に無理やり装着するシーンはよく見られます。 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、スティーブ・ロジャースが近くの敵にシールドを投げつけ、遠くから前腕に呼び戻す場面も見られます。現実世界では巨大な金属製のシールドを壁に跳ね返すのは至難の業かもしれませんが、シールドを腕に装着することは可能です。不可能と思われていたヴィブラニウム製のシールドに、少しばかりの科学的な工夫が加えられているのです。
動画で述べられているように、Hacksmithは2つの電磁石をそれぞれ66ボルトで動作させています。この電圧では、各電磁石は660キログラム(1,455ポンド)を持ち上げることができ、その倍の重量を持ち上げることができます。残念ながら、電磁石をオンにしてもシールドを遠くから引き寄せることはできません。シールドを磁石で腕に貼り付けるには、金属製のディスクを磁石にある程度近づける必要があります。
つまり、磁石を使ってシールドを召喚することはできませんが、強力な電磁石を使って空中でキャッチすることは可能です。Hacksmithがシールドを壁に跳ね返させて、逆再生GIFのように回収できれば良いのですが。次の動画でその様子が見られるかもしれません。