
戦車の迷彩は、緑色に塗装し側面に白い星を貼るという古き良き時代から、長い道のりを歩んできました。英国の防衛技術企業BAEシステムズは、電子インクを用いて車両周囲の地形画像を投影し、潜在的な攻撃者から車両をある程度見えなくするアクティブ「eカモフラージュ」システムを開発しています。
このシステムは、戦車の外装に取り付けられた一連の電子センサーを用いて車両の周囲の状況を処理し、周囲の環境によく見られる色、線、形状を戦車の車体に再現することで、極めて視認性を低下させます。戦車外装の画像は周囲の状況に応じて変化するため、この能動的な迷彩システムは、車両が環境内を移動する際にも隠蔽効果を発揮できると考えられます。
このシステムは今のところ理論上の話だが、BAEの科学者たちはこの技術が実用化されると確信しており、数年後にはアフガニスタンに駐留する英国軍に配備されることを期待している。実際、このアイデアはヘルマンド州の部隊が装備品の偽装に苦労していることから生まれた。同州の装甲車両はすべて砂漠仕様に塗装されており、耕作地や緑豊かな地域に進入した際に、遠くからでも見分けがつかないようになっている。
BAEの科学者たちがアクティブ迷彩システムを実現できれば、おそらく費用はかさむだろう。しかし、その費用に見合うだけの価値があるかもしれない。英国軍の主力戦車であるチャレンジャー2戦車(これもBAE製)の価格は600万ドルをはるかに超える。さらに、国防省は英国の戦車部隊を、はるかに軽量で燃費効率が高く、それでいて同等の性能を持つ装甲車両に更新する計画に着手している。これもまた、費用のかかる取り組みであることは間違いないだろう。
兵士の安全を維持するという明白な責務の他に、コストのかかる将来の戦車を機敏に保ち、敵の対戦車兵器の射程外に保つことは、価値のある投資となる可能性がある。
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