
アスベストは陰険な殺人者であり、目に見えない時に最も致命的になるという厄介な習性があります。幸いなことに、新しい装置により、実験室での検査なしに現場でアスベストを検出できるようになりました。
アスベストは難燃性のため建築材料として広く使用されてきましたが、放置しておけばほとんど無害です。しかし、摩擦やその他の損傷により、アスベスト含有製品から空気中にアスベスト繊維が放出されることがあります。アスベスト繊維は極めて細く、発がん性があります。アスベスト繊維を吸入すると、肺疾患、特に中皮腫のリスクが高まります。中皮腫は、曝露後40年も経ってから肺や心臓に影響を及ぼす癌で、発症から1年以内に致命的となる場合が多くあります。
中皮腫を予防する最善の方法はアスベストへの曝露を避けることですが、建物の解体作業員、古い車のブレーキ修理作業員、あるいはアスベストが含まれている可能性のある古い建物を新しい居住者にとって安全な状態に改修するといった汚れ仕事に従事する人にとっては、必ずしもそれが可能とは限りません。そのような場合、空気中にアスベストが飛散していないか確認することが有益であり、できるだけ早く確認することが最善です。
イギリスのハートフォードシャー大学の研究者たちは、空気中のアスベストを現場で検知できる新しいセンサーを開発しました。このセンサーは、サンプルを研究所に送り返して評価してもらうという、費用と時間のかかる作業を必要としません。この装置の鍵となるのは、アスベストが本来持つ磁性です。
このセンサーは3段階で機能します。まず、空気中の粒子の流れにレーザーを照射します。光は粒子に反射して複雑なパターンを形成し、科学者は「肉眼では見えないほど小さな単一の空気中の繊維を検出する」ことができると研究者のポール・ケイ氏は言います。次に、空気中の粒子の流れを磁場に通します。反対側では、同じ空気の流れにレーザーを照射します。繊維が磁場と一直線に並んだ場合、それはおそらくアスベストです。
これらのセンサーはおそらく12〜18か月以内に発売される予定で、予想価格は800ドルなので、建設会社や一部の大規模な住宅改修プロジェクトでも購入できる価格になるはずだ。
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