

FYI が、世界の核廃棄物を火山に投棄することがなぜ悪い考えなのかを説明したところ、私たちの受信箱には「では、太陽に打ち上げたらどうですか?」と疑問を抱く読者からの問い合わせが殺到しました。
理論上は、これは厄介な廃棄物を一掃する素晴らしい方法のように思えます。太陽は地球の約33万倍の質量を持つ恒常的な核反応を繰り広げており、何万トンもの使用済み核燃料棒を、森林火災がガソリン一滴を燃やすのと同じくらい簡単に飲み込んでしまう可能性があります。NASAは現在、太陽を周回する探査機を2機運用しており、この作業を実行する技術は既に存在します。しかし残念ながら、そのメリットはそれに伴うリスクをはるかに下回っています。
地球上に、打ち上げ実績が完璧な宇宙機関や民間企業は存在しません。しかも、安物のロケットの話ではありません。昨年、NASAが2億8000万ドルかけて開発した軌道炭素観測衛星を搭載したロケットが、南極近海に墜落しました。衛星が海中に沈むだけでも悲惨ですが、数百ポンドものウランを積んだロケットなら話は別です。もしウランが発火すれば、何ヶ月も空中を漂い、放射性灰を地球に撒き散らす可能性があります。それでも、良いアイデアだと思われますか?
この記事はもともと『Popular Science』誌の 2010 年 5 月号に掲載されました。